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■スポーツ障害の原因は栄養不足 スポーツ選手の障害といえば、骨・関節・靭帯・筋膜などのケガ、筋肉痛や筋肉のケイレン、そして貧血が挙げられるだろう。新聞に運動中の骨折が増えているという主張の記事が掲載されると、その原因は4つ考えられている。 (1) 昔からケガは多かったが、最近はスポーツドクターが多くなり、気軽に受診でき、ケガの検出率が高まったという説 そこで、スポーツの有名高校のコーチにインタビューすると、(1)
はあるかも、(2) は確かにひ弱だ、(3) は中学・高校レベルなら昔の方がしごかれた、(4)
は全くその通りという意見が返ってくる。食べずに運動したら、体重が減りそうなものだが、運動中以外は(授業中の睡眠など)省エネを図っているので、体重を維持しているのだろうとのこと。 |
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■回復の栄養 〜基本編〜 1. タンパク質 予防については、通常練習期の食事を「栄養フルコース型」にして、しっかり食べることに尽きる。よく食べる選手は、身体が頑丈である。しかし、それができないから、いざ障害になってから、あわてふためくのだろう。これは試合の前の晩になって、あわててスタミナをつけようとする行動と同一である。 2. カルシウム・鉄 また、ミネラルの摂取も重要である。骨に障害がある場合はカルシウム、貧血なら鉄を強化する。カルシウムをどの程度摂取する必要があるかについては、一定の決まりがあるわけではないが、一般 人の必要量600〜800mgに対し、1200〜1500mgにまで高める。食事とプロテインミルク3杯でカルシウムが1000mg近くまで取れるので、あとはカルシウムのタブレットを2〜4粒くらい取る。牛乳の飲めない人は、その分をタブレットに頼る必要があるかもしれない。 3. 鉄 鉄は一般人の必要量が、男子10mg、女子12mgであるが、貧血の回復では30mgくらいに高める。貧血になるような選手は、もともとの摂取量 が10mgを下回る場合が多いので、それには鉄4mg配合のタブレットなら、1日6粒、3食後に2粒ずつ摂取する。鉄が良いからといって、いろいろな補助食品や鉄剤を取りすぎないように、量 を考えて決めると良い。 |
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■回復の栄養 〜応用編〜 1. コラーゲン 近年、リューマチ・関節炎の研究から、コラーゲンが骨形成、関節炎、靭帯損傷、アキレス腱炎に有効である可能性が示唆されてきた。米国ハーバード大の研究では、タイプコラーゲンが関節炎を改善するという結果
が出て、サイエンス誌に掲載された。また、一連の研究はドイツで行われており、特に興味深いのは、コラーゲンペプチドが、同じ組成のアミノ酸単体よりも、関節に多く取り込まれることがわかってきたことである。 2. 抗酸化ビタミン もう一つは、抗酸化ビタミンである。障害の原因の一つとも考えられるフリーラジカルに対し、その還元力をもって身体を守るのが抗酸化ビタミンである。β-カロチン、ビタミンC、ビタミンEの3種頬を摂取することにより、過酸化脂質が低下するというデータもあるので、回復期には高めておきたいビタミンである。 |